拙ぬ呼吸をただ蹴り返す度に

難解さを増していった原因

君の言う通り世界は

混乱の道標のないサバイバルレース

​

こんな鈍く光るような不確かな朝を

手にする為に生きてる訳じゃない

​

上下左右を塞いだ

辿る道も失くしたけど

愁いなどはとうの昔に置いてきた

何を犠牲をするのかを

選ぶ刹那に吐いた息が

昨日見た夢のように薄れてく

​

誰のせいにしたいのかはいつも

始める前から分かってる

風の言う通り僅かな混乱が

流行りのファッションに溶けてゆく

​

何を疑い 信じてゆくべきなのかを

探る為に生きてる訳じゃない

​

上下左右を塞いだ

辿る道も失くしたけど

愁いなどはとうの昔に置いてきた

何を犠牲にするのかを

選ぶ刹那にした瞬きが

最後に敗れた恋のように羽ばたいてく

 

僅かな隙間から見える自由を

奪い合うように生きてるこの街

音の無い微笑みに火を灯して

温もりを感じる為に生きてる訳じゃ無い

​

上下左右を塞いだ

辿る道も失くしたけど

愁いなどはとうの昔に置いてきた

何を犠牲にするのかを

選ぶ刹那に吐いた息が

朦朧としてゆく意識のように薄れていく